キオクノカケラ
1、出会い
桜咲く季節、まだ着慣れない制服に見たことのない同級生達、名前も知らない教師

今日は入学式だ、出席番号順に整列してパイプ椅子に座る


隣の男子が話しかけてきた、隣から見るとすごく大人っぽくとても同級生とは思えなかった


「あの校長頭光ってるやん!」


「まじやぁ♪ハゲやん」


「ヤバイ、バリおもろいわ!」


隣の男子の名前は知らないがすごく自然に話した、ビックリだ


「名前は?」
隣の男子が聞く


「山本」
シンプルに言ってみた


「山本くんかぁ♪名前は?」


「海斗」


「めっちゃカッコイイ名前やん!俺巧っていうねん♪柴原巧やで、よろしくな」
笑顔で海斗の顔を見る、その笑顔がとても中学生とは思えないほど子供っぽくついさっき見た顔とはまるで別人だ

「おう、よろしく」
海斗も笑顔で返事する

巧と初めて話したけど初めてとは思えないほど自然で温もりがあった


巧と話していると、
「ただいまより第34回紅洋中学入学式を行います」無駄に高い男の声がマイクを通ってスピーカーに響く……







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