放課後4時10分、校舎5階で君を待つ。
ばいばい、と言って振った手を力なく下ろす。
「はぁ・・・」
「ひねくれ坊主発見ー」
「・・・坊主じゃないし」
思わず口を尖らせる。
机に腰掛けた健人は無造作にセットされた髪の毛を弄る。
金曜日の放課後はみんなの足取りが早く、気が付けば教室に残るのはあたしと健人だけになった。
「まーだ喧嘩してんの?平松と」
「誤っても返事くれないんだもん」
「お前何したんだよ~」
「こっちが聞きたいわよ!」