放課後4時10分、校舎5階で君を待つ。
「忘れ物、とってきたんじゃないの?」
「・・・」
先ほどまでの違和感が、私の中を埋め尽くしていく。
だって上から降りてきたってことは、教室にいって忘れ物をとって、帰ってきたことだよね。
なのに・・・。
「今の、莉奈には内緒な」
人差し指を立てて、少し困ったように彼は笑うと、そのまま下へ降りていった。
もしかして・・・。
もしかすると・・・?
「・・・・・・まさか、ね」