放課後4時10分、校舎5階で君を待つ。
「・・・」
先ほどの笑顔をは比べ物にならないほどの、深刻な表情をしていた。
声をかけようか一瞬戸惑う。
「日向、君?」
私の小さな声は、彼の耳に届いたようで、ハッとするようにこちらを向いた。
「あ、ごめん。ちょっと考え事してた」
「そっか。何か下にあったのかと思った」
「俺も靴紐強く結んだだけ」
特に気にもとめず、そのまま走って二人で莉奈達がいる応援席まで戻った。