放課後4時10分、校舎5階で君を待つ。
月の光が、彼女の顔を照らす。そこには頬を真っ赤に染める姿が。
「うわああ、なんか今更すぎて恥ずかしいな・・・」
「・・・」
独り占めしたい。
葉月なんかのものにしたくない。
そんなドロドロとした感情が、自分の中の奥深くからマグマのようにあふれ出てくる。
「じゃ、じゃあ、日向君も私の事「美空」
無意識だった。
初めて紡いだ3文字の言葉に驚く彼女を他所に、俺はそっとその唇に自分のものを重ねていた。