君の音色
「楽しかったでしょ?」

「どこがっ!?」

彼と2人で走って来た私はもう息切れ。
彼は全然余裕でちょっと悔しかったりする。

「ってゆーか。」

「何?」

声をかけたらぱっとこっちを向く。
その仕草で少しだけ踊る黒髪にまた少し…

ドキッとした。

「こっ、ここどこ!?」

「ああ。分かんない。」

「なっ!」

分かんないって…。
私は後を走って来ただけだし…。
入学式の会場からけっこう離れちゃったし…
それにこの学校…

「広すぎる!!」

「何が?」

「何って学校が!!」

…って
思いっきり口に出してたし…。
はずっ…。

「だから探険しがいがあるもんだろ?」

ポンッて優しく頭を撫でられた。
顔が赤くなるのがすぐ分かってぱっと顔を背けた。
くすくすって笑われた気がした。

その時はもう名も知らなかったその男の子への恋という扉をあけていた気がする。

.
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