[実話]16歳〜私の生きた道〜
若いな~」
お酒が進むにつれ、リラックスしていった。
「俺いくつに見える?」
「29か30くらいですか?」
「マジで?そんなに若く見える?」
「いくつなんですか?」
見た目は20代後半から30代前半だけど…。
「もうすぐ37だよ。」
「え!?見えないです。若く見られませんか?」
「あ~見られるかな。あんまり年相応に見えないみたい。」
 びっくりした。
 だって今まで見てきた37歳くらいの人とはまったく違ったから…。
 ホテルに入って2時間が過ぎようとしていた頃、
健さんが動いた。
何をするんだろう…?
「お風呂ためてくるね。」
あ…そうだ、サイトを使って会ったんだから、セックスしないはずがないよね…。
さっきまでの緊張感が、また戻ってきた。
キュッキュッ――
お風呂をためる音がする。
部屋に戻ってきた健さんは、優の名前を呼んだ。
「優?」
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