[実話]16歳〜私の生きた道〜
翌朝、ふたりは帰って来て、健さんのタバコを勝手に吸ったりと…やりたい放題をしてふたりが家から出たあと、健さんは仕事に、私は街へと出かける。
その日はクリスマスだったから、街にはイルミネーションや音楽があふれていた。
プレゼントを買いに目当ての店へ行く。
どんなものをあげたらいいのか分からないで店内で困っていたら店員さんが話しかけてきてくれた。
「こんにちは! 今日はどんなものをお探しですか?」
「えっと…彼氏への誕生日プレゼントを探しているんですけど、初めてだから、どんなものあげたらいいのか分からなくって…。」
「彼氏さんへのプレゼントなんですね~ご予算はどれくらいでお求めですか?」
「できたら4~5万円くらいでお財布を探しているんですけどありますか?」
「それくらいの値段なら結構ありますよ! ちなみに彼氏さんの年齢とかって教えてもらえたりします?」
「30代後半なんですけど…」
「それならコレとかどうですか?」
店員さんが見せてくれたのは黒い長財布で、革でできた財布にワンポイントでブランドのロゴがついたものと、
財布の全体にブランドのロゴが散りばめられているものだった。
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