それでも前を向く。

目を瞑ると心臓の鼓動が聞こえる。
どくどくと早いような遅いようなそんな鼓動。
目を開け、サイドテーブルに手を伸ばす。

薬の残骸と共に、その隣に置かれているのはピンクのスマートフォン。
特に誰とも連絡先なんて交換していないスマートフォンを軽く持てば、電源をつけてみる。

< 6 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop