スキとキライで大好き。
出会い。
春。

それはまるで、たくさんの花々に暖かく包み込まれる様な優しい季節。

そして…
別れと出会いの季節──······。




「あのさ…、私も色々考えたんだよね!」

「ん?何が?」

「私って自己中じゃん?」

「······。」

「隼人も自己中じゃん?」

「······。」

「自己中と自己中って合わないよね!!別れよ?笑」

そう言って私は微笑んだ。



そう言うと隼人はただ一言「うん···」とだけ言った──·····。



その一言に私は涙が溢れ出そうになった──······。


「今までありがとう…っ」
私は、最後の最後に満面の笑みでそう微笑んだ。
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