1mmがもどかしくて
20分前の悲劇
私たちの交際は、それから順調に進んでいった。
部活も龍彌はあわせてくれて、ダンス部に入った。

どんな時も一緒にいたかったから、という理由らしい。

そして、付き合って一ヶ月記念日の日になる。
この日は、前々から、水族館に行く約束をしていた。

部活のためにわたしは学校へ行った。
(龍彌来てるかな?…え、来てない。)

私は何があったのかと思い、龍彌に連絡をした。

※「」←私 龍彌→『』

「部活まだ来てないの?どうしたの?」

『ちょっと体が動かなくて…』

「なんだそれ。デートは来れるの?」

『あぁ、行けるよ。』

「わかった。ごめん!部活始まるから後でね!」

『頑張ってね。』

そうしてあたしは部活着に着替えて、部活を始めた。

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