ねぇ起きてよ、要くん。
なんとあのふたりが!
大変だよ要くん!!
「要くん大変だよ!!!!」
「ほら、また要くんになってる。
どうしたの、光璃。」
「なんかね!どうやらね!」
「何うるさい、」
「黙らっしゃい!!!」
「ほんとにうるさ」
今度こそ本当にうるさかったのか、顔を顰めてそっぽを向いてしまった。
「葵、ごめんね…?」
「別に。で、何が大変なの」
「あのね!!!」
「うん、」