いじめっ子には愛の鎖を




淳太君に文字通り骨抜きにされて動けないあたしは、恨めしげに淳太君を見ることしか出来ない。

キスだけなのに、頭が真っ白になってぼんやりする。

鼓動は速く、身体は焼けるように熱い。





「桃華……」




淳太君があたしをそう呼ぶ時は、甘々モードに突入している。




「俺はすげぇ苛ついてるんだ」




苛ついているくせに甘く切ない声で告げられるから、胸がざわついて止まない。


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