いじめっ子には愛の鎖を






「早く交際宣言しちゃったほうがいいんじゃない?」




梨乃の言葉に頷く。

でも……



「今の職場の雰囲気では、すごく言い辛くて。

あたしたちが付き合っていることを知ったら、やっぱり周りは気をつかうと思うの。

その前にあたしたち、犬猿の仲なんて言われているのに……」



「犬猿の仲のくせに、あんなこともこんなこともやっちゃってたらね」





梨乃の言葉に真っ赤になる。

昨日の優しい淳太君を思い出して、胸がきゅんきゅんと甘い音を立てるのだった。


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