いじめっ子には愛の鎖を





一瞬静まり返るオフィス。

そして……



「……藤井?もしかして、妬いてんの?」



ニヤつきながら淳太君が言う。

そんなしてやったりの淳太君に苛ついて、



「今井さんが誰とイチャつこうが勝手です。

でも、隣でされると正直迷惑なんです!

今井さんなんて大嫌いです!!」



我ながら感情任せに、何を言っているのだろうと思った。





あたしは基本的に感情の波が豊かでなく、滅多に怒らない人だった。

だけど、淳太君に対しては違う。

一挙一動に涙したり激怒したり、感情のままにぶつかってしまう。

そんな自分が恥ずかしい。





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