いじめっ子には愛の鎖を





美智香は黙って俺を見ている。

いつも通りの動じない強い瞳だ。

美智香は凄い女だと思う。

いい女だと思う。

だけど俺には、桃華しかいないのだ。






「俺はもう、あいつを傷つけたくない」



俺の言葉に、



「あたしのことは散々傷つけたのに」



ぽつりと美智香が零した。

そんな美智香に、ごめんと謝ることしか出来ない。



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