いじめっ子には愛の鎖を






「僕の大切な藤井さんをぞんざいに扱われて、僕は君に憤慨するばかりだ」




淳太君は赤木さんに対して怒ると思っていた。

いつものように、喧嘩をふっかけると思っていた。

だけど、彼はすみませんと謝るばかり。





「君が小林さんにうつつを抜かしている間、藤井さんはずっと泣いていたんだ。

こんなにも儚くて、でも強い藤井さんを苦しめる君に、かける言葉もない。

僕は君が羨ましい。

僕は真剣に藤井さんを愛しているのに、藤井さんは君なんかを三年間も見続けてきた」


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