いじめっ子には愛の鎖を




「それで、職場には交際について公表するんだよな」





その言葉に固まっていた。




公表?

冗談じゃない!

きっと知った途端みんなから興味の目で見られるし、小林さんはあたしを敵視するし。

それに、ブチギレたあたしは豪語してしまった。

「今井さんなんて大嫌い」と。

それを今さら「今井さんなんて大好き」に変えるなんて恥ずかしすぎる!





「もうちょっと……待って」




途切れ途切れに告げるあたしを、淳太君はぎろりと睨んだ。

さっきの甘くて優しい淳太君はすっかり影を潜め、いつも通りの俺様に戻っている淳太君。

そんな淳太君を、下僕モードでビクビクしながら見た。


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