いじめっ子には愛の鎖を





「今井君は桃華ちゃんの彼氏、どんな人だと思う?」



そう聞いた鮎川さんに、



「赤木さんと同じく物好きですよね。

藤井に惚れるとか、ギャグじゃね?」



淳太君は面白そうに言った。

その言葉がぐさっと胸に刺さる。




もしかして淳太君、本当にそんなこと思っているの!?

あたしを好きという気持ちすら、ギャグなの!?




平静を装うが、下を向いて震えていた。

もとはといえば、あたしが蒔いた種なのに。

淳太君の言う通り交際宣言していれば、こんな気持ちを味わわなくても良かったのに。


< 60 / 235 >

この作品をシェア

pagetop