こんな私に優しくしてくれてありがとう…
健斗side

実は柚が運ばれてきてから学校から連絡を貰っていてある程度のことは知っていた。
でも俺は柚生の口からその説明を聞きたかったから敢えて厳しく聞いた。

柚「ヒック!ごめ…ん…ヒックな…さい。」

さてと、ココで怖いお兄ちゃんは辞めますかな。

健「柚はダメなことって分かっててやったよね。」

柚「(コクン)」

健「この身体は柚だけの身体じゃないんだよ?母さんもこの中で生きてる。もしも処置があと少しでも遅かったら今ごろはココには居ないんだよ?」

柚「…………」

健「ちょっとでも相談してくれたら倒れないで済んだかもしれないよ?俺に相談するのが嫌なら裕斗でもココのスタッフでもいい。1人で悩んで1人で答えを出して間違った方向に進むのは辞めなね?」

柚「(コクン)」

健「まったく…ハラハラさせやがって(笑)」

裕「柚が無事でホントに良かった。」



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