君を離さない
戸惑い
和子「橘くん知ってる?霧島くん、浅倉に付き合ってくれないか?って告ってたの私聞いちゃった。」

橘「何?そ、それで浅倉さんは?」

和子「考えさせてください。って。」

さっき電話で話した時、そんなこと一言も言わなかった。もしかして、結花、霧島と付き合うって気持ち決めたんじゃないか?

俺は和子との電話を切り結花の家の近くまで行った。

結花の家のインターホンを鳴らすと母親の声で、応答に応えてくれた。

橘「夜分にすみません。橘ですけど結花さんおられますか?」

母親「橘さん?さっきね、友達から電話があったみたいで出かけましたよ。」

霧島だあ。霧島の奴、結花を呼び出したのに違いない。

俺は結花を探した。

暗闇の公園で人影らしき物を見つけた。

二人の男女だ。





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