キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。
でもここで立ち止まっては居られない。
風邪が悪化する前に寝泊まりするところを見つけないと!
しかもここに居たら…見つかってまうし!
と、その時!コッコッコッガサガサ。
「お前、こんなところでなにしとんねん?」
荷物を集めていると、拓君が来ていた。
やばい!逃げよう!そして私は無理矢理押し倒しドンと走って逃げた。
が、押し倒したところで男の人に勝つ訳無い。
逆に手を捕まられて確保ーーーーーーーーーー!されたぁ。(泣)
「おい。話聞けよ。なぁ。お前こんなところで何してんの?入院中じゃねーのかよ。」
ちっ!なんだよ!もう!うるせーなー。
おっとごめんあそばせ。これが私の本性なのでございますわ。
「あー!もー!うるせーなー!黙ってろよ!くそジジイ!」
フフフ。驚いてる驚いてる!実は男でーす!なんちゃって!
すると捕まえてた手を離した。そのすきに私はもうダッシュで逃げた。
それ以上拓君は追いかけて来なかった。
きっと私の事軽蔑したに違いない。
そのあと私は拓君のところに戻った。自分がしたことに間違いがあったことに気づいたからだ。
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