キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。
み『お姉ちゃん!あたしの事分かる?』
あ『あなた、誰?』
み『あたしはねお姉ちゃんの妹のみこだよ!』
あ『そうなんだ!ごめんね。こんなお姉ちゃんで。』
み『良いの。そんなことよりたっくん、まだ来ないね?』
あ『…確かにね。遅いねー。』
ガラ!
た『ごめん!遅くなった!』
み『もう!おっそーい!』
た『ごめん!親に引き止められて!』
み『んもう。しょうがないなぁ。今回だけだよ?』
た『てかさっきからあっちゃん静かだけど、どした?』
言わないで。この時私はあなたのことを…
あ『あなた、誰?』
ほら。またあなたを傷つけた。前はたっくんを嫌いって言ったときだったね。嘘なのに。
み『お、お姉ちゃん?な、何を言ってるの?たっくんの事、わ、忘れたの?』
た『昨日は覚えてたのに何で急に俺を忘れるんだ?』
私は名前しか分からない!分からないよ!
あ『ご、ごめんなさい。私名前しか覚えてなくて。あなたはたっくんであってる?』
た『yes.Ido』
み『急にどした?たっくん頭どこか打った?』
た『ひど!俺だってこれくらい知ってるし言えるぜ?』
あ『たっくん。私…』
何を言いかけたのか分からずに私は目を覚ました。
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