キミとの記憶を失って、また過ちを犯しても。
幸せのウエディングドレス
「げ、元気。か、カッコイイ…よ?」
「ありがと。」
「皆様お待たせしました!間もなく新郎新婦のご入場です!皆様拍手でお迎え下さい!」
パチパチ!
私達は腕を組み、ぎこちないまま入場した。
そして誓いの言葉にうつる。牧師様は…潤君だ!
「あこ。さっきは言い忘れててごめん。あこも可愛いし綺麗。愛してる」
「っ!わ、私も…愛してる。」
神父はゴホンと咳ばらいをした。
「汝、田中あこは菊地元気を夫とし、よき時も悪き時も共に歩み、死が二人を分かつまで、愛を誓いますか?」
答えは一つしかない。yesだ。
「はい。誓います!私は…たっくんが好きでした。でも今は…元気を愛してます!」
「汝、菊地元気はあこさんを悲しませず、不倫や浮気をしない、夫婦円満に暮らすことを誓いますか?」
「誓います。子供を二人作ることも誓います。長生きすることを誓います。そして…愛してる以上に大好きだよ。あこ。」
元気がそういった時、拓君は悲しい顔をしていた。なぜだろうか?
そして周りの皆は泣いていた。
神様。私は幸せになって良いのですか?親不孝の私が幸せになって良いのですか?
もし駄目と言われても私は元気を愛します。
永遠に続くか分からないこの世界で私達は永久に愛します。
たっくん…ごめんなさい。私には新しい好きな人が出来ました。
あなたはまだ私を好きかもしれない。
だとしたら…私じゃない人と愛し、幸せになってください。
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