クレナイ姫
PROLOGUE
  ピチョン......



「ヒッ!やめてくれ...お願いだ...ッ頼むおっ..オレが悪かったから.....ぅうああああッッッッ!」





  ピチョン...........

「??君、何いってるの?あたしにはわかんないや。だってこんな楽しいことやめられないし...


 それに、頼まれてやめるってどんなクズだよ♪ってもうお話しできないかぁ~。ガッカリ~にゃんちゃって♪


 あはは♪」
 


 
 
 ピチョン...........

 
 血まみれの少女が一人、妖艶に笑っていた。


 その笑みは魔女のようで、でも、悲しく羽を閉じている優しい優しい天使のようだった。
  



 「月がきれいだなぁ。」




 少女は夜空を見上げた。






 そして手放してしまった何かを懐かしむように、手を夜空のもとに掲げた。
< 1 / 88 >

この作品をシェア

pagetop