クレナイ姫
コンコンッガチャッ

來「光さん、失礼します。」

光「おう!來斗、唯。遅かったな‼」

來「すみません。」 

唯「こーちゃんおはよ。ふぁ~」

唯が欠伸をしながら光さんに挨拶をする。


まだ眠いのか?


まあ、そんな唯も可愛いけど。 

光「おい來斗。顔が緩んでっぞ。」


光さんが呆れたような声を出して俺に言う。

光「お前、今日はいつにも増してテンション高いな。」

來「はい‼唯の寝顔見れましたから‼」

光「なんだと!?」


光さんが食いついてきた。
でも、時間がもうない。


來「光さん、すみません。この話はまた後で。とりあえず、唯、お願いします。」

光「あぁ。わかった。放送で呼ぶからな。ちなみに、零たちはもう来てるぞ。」

來「!!はい‼」

唯「來くん、すぐに会える?」


唯が子首をかしげて聞いてくる。


來「ッおう!また後でな‼眠いならちゃんと寝とけよ!」


俺は唯の安心した顔を見てから、理事長室を出て、猛ダッシュで教室へと走っていった。


來「この学校、広すぎんだよぉぉぉーーーーーーー‼」



俺の声は全教室に響き渡ったという。





來斗sideend
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