恋蛍2
「わっさん、わっさん(ごめん、ごめん)」
早とちりしてしまったさ、と律は再びノートにシャーペンを走らせる。
「……えいー」
が、またすぐにその手を止めた。
「結弦。それ、愛莉ちゃんにも言っておかないと誤解されてしまうよ?」
「はあ? なんでね。なんでそこで愛莉が出てきよーる」
「だってさ、アレだろ?」
律はシャーペンの先端をくいっとオレに向けて首を傾げた。
「お前、愛莉ちゃんから言われたんだよね? やり直したいってさ」
確かにそうだ。
夏休み前、終業式のあと、愛莉から呼び出されたし、そう言われたけど。
「いーやあ、それなんだけどね。まあ、見ろ、これ」
オレは昨日、愛莉から送られてきたラインメッセージを画面に表示させて、スマホを律に手渡した。
「どう返したらいいのか分からなくてさ。既読スルー状態さね」
「……なんでね?」
と、それを見た律が眉間にしわを寄せて、さらに首を傾げる。
「結弦、お前まだ返事してないのか? なんでね?」
なんでね? 、って律は簡単に聞いて来よるけどさ。
意味が分からないからに決まってるからじゃないか。
オレはあからさまにでっかいため息を吐き出して、律からスマホを奪い返した。
「エー、オレはもうどうしたらいいのか分からん!」
ぶっきらぼうに吐き捨てて、オレはそのまたゴロリと床に寝転んだ。
冷房で冷えた床はひんやり心地よくて、混乱するオレの体の熱を吸いとっていった。
早とちりしてしまったさ、と律は再びノートにシャーペンを走らせる。
「……えいー」
が、またすぐにその手を止めた。
「結弦。それ、愛莉ちゃんにも言っておかないと誤解されてしまうよ?」
「はあ? なんでね。なんでそこで愛莉が出てきよーる」
「だってさ、アレだろ?」
律はシャーペンの先端をくいっとオレに向けて首を傾げた。
「お前、愛莉ちゃんから言われたんだよね? やり直したいってさ」
確かにそうだ。
夏休み前、終業式のあと、愛莉から呼び出されたし、そう言われたけど。
「いーやあ、それなんだけどね。まあ、見ろ、これ」
オレは昨日、愛莉から送られてきたラインメッセージを画面に表示させて、スマホを律に手渡した。
「どう返したらいいのか分からなくてさ。既読スルー状態さね」
「……なんでね?」
と、それを見た律が眉間にしわを寄せて、さらに首を傾げる。
「結弦、お前まだ返事してないのか? なんでね?」
なんでね? 、って律は簡単に聞いて来よるけどさ。
意味が分からないからに決まってるからじゃないか。
オレはあからさまにでっかいため息を吐き出して、律からスマホを奪い返した。
「エー、オレはもうどうしたらいいのか分からん!」
ぶっきらぼうに吐き捨てて、オレはそのまたゴロリと床に寝転んだ。
冷房で冷えた床はひんやり心地よくて、混乱するオレの体の熱を吸いとっていった。