美人登録制アプリ
それは、狂ってしまったのかと思うほどの狂気だった。


あたしはその場に立ちすくみ、なにも言葉を発することが出来ない。


ひとしきり笑い終わると、佐々木はお腹を抑えながらこう言った。


「はーっ、あんた、すごい滑稽よ!なにも法律のこと知らないくせにね!録音してるなんて嘘でしょ?この学校はスマホは強制で電源切って先生に預ける決まりだし。優等生のあなたが決まり破ってていいのかな?そうじゃないとしたら、盗聴器でも持ってるのかしら?だとしたらあんたの方が訴えられるわよ、絶対」


ところどころから「たしかに...」そんな声が上がる。


< 27 / 74 >

この作品をシェア

pagetop