いつも側で君を感じるから。


辺りには白い特攻服を着た人たちが何人もいるけど、新くんの姿は見当たらない。


どこにいるんだろう……。


会ってからちょうど一週間が経つけど、電話や遊びに誘われることはなくて。


光喜くんのSNSに載っているのを確認したり、たまーに当たり障りない内容のメールを送り合う程度だった。


しかも新くんからの返信が結構遅くて、変な事送っちゃったかな……とか不安になったり、なんか一人でヤキモキしていた。



「あっ光喜たち来た!」



泉が私の後ろに視線を移して手を振っている。


振り返ると、私服の光喜くん、陽太くん、智大くんと共に、白い特攻服を着た新くんが私たちの元へとやってきた。


目が離せなかった。


新くんの特攻服だけ、光り輝いている気がして、思わず目を細めた。


「えーっあの特攻服着てるのが新くん!?」


初めてみんなに会う萌乃。


隣で興奮して、腕を強く掴んでくる。


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