◇◆お姫様のティアラ◆◇



私は急いでゆきちゃんの待つ校門に向かった。
























「好きな子虐めるってお前ガキかよ?」



「あ゛!? あんな奴好きぢゃねーよ!」




「はぁ―。帰ろうぜ?」



「別に好きぢゃねー!
絶っっ対に好きぢゃねー!!」








「分かった分かった!」


















「ゆきちゃん待たせてゴメンね!」




「いいよ!早く帰ろう?」


「うん!」








たーちのバカ!!




まだ顔が熱いよ…………。














キスなんてしないでよ…………………。






















私の王子様。



私は今日、初めて男の子にキスされてしまいました。




あなたが私の王子様ですか?






< 14 / 65 >

この作品をシェア

pagetop