いじめ ―きっかけは―
❷ 隣の席
第2章


愛美が嬉しそう。
何だか私まで凄く嬉しい。



実はさっき愛美から
連絡を受けた。



「あたし、翼君のこと
 好きかもしれない。
 カッコいいんだもん。
 応援宜しくねぇ!」



って。
確かに翼カッコいいから
モテるのかなぁ…。



見かけで…判断。
微妙なような気がするけど…。



でも応援する。



愛美がさっき翼に話しかけ、
どういう展開か…。



翼は愛美に美人だと言ったのだ。


愛美、嬉しそうに続けた。



「ありがとう!
 翼はカッコいいよね?」



「マジ?
 ありがと」



…なんか翼が冷たい。



少し怒りを感じ、翼を睨む。


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