ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
お昼に入ると同時に席を立った。




やっぱり食欲なんてない。




自販機で缶コーヒーを買って屋上で一人気を落ち着かせて時間を待とうと思った俺は階段へと歩き出す。





………あれ?





企画部から一人女の人が出てきた。




眼鏡をかけた横顔が一瞬だけ目に入る。




小さな手提げカバンを持ちながら前方を歩く人。





2日前にも見かけた後ろ姿で夕方に屋上を利用してる人だとすぐにわかった。




階段へと向かってスタスタと向かってるのを見てハッとした。





まさか…屋上へ行こうとしてる?







階段を上がる姿、そしてギイッ…と響くドアの開く音。





ああ…先越された。





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