ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
その様子を見て、豪快にゲラゲラ笑うマサ。




『あははっ!いいねその反応!!歩は予想通りの反応してくれるよな〜』





笑われても、いまだに固まったまま動けなかった。





『おーい。歩、戻って来ーい』




顔の前で手をヒラヒラされてハッとした俺を見てマサはまたニヤリと笑った。





『驚いたか?』





当たり前だっ!!





「何が、どうなって、そうなったワケ?」





ひとつ深呼吸をしてからゆっくりと言葉を発した。






『ん?俺が、千佳の一途さに惚れて、口説きまくったワケ』




ゆっくりと答えるマサに首を傾げる。





「千佳って誰?」





『お前下の名前知らなかったの?全くヒドイ男だよな。
歩なんて諦めさせといて正解だ。

沢木千佳っつうんだよ!

俺の女になったんだからよく覚えとけっ』







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