ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
マサの言葉がグッと胸に突き刺さった。




由宇さんと会った最後の日に言われたのは、もう構わないで欲しい
そんな拒絶の言葉だった。



あの時、それ以上傷付きたくなくて気持ちも伝える事なく終わった逢瀬。





だけどそうじゃない。




あの時だけじゃなくて、俺は再会してからずっと逃げてたんだ。



再会の印象が悪かった。
由宇さんは部長が好きだから




どうして最初からはっきりと“昔しおりをもらったのは俺です”と言わなかった?


部長に邪魔されたとか、
そんな理由をつけて逃げてただけ。





正面から気持ちをぶつけてく覚悟がなかった俺を、由宇さんが良く思わないのは当然だ。






「マサ、俺玉砕するの目に見えてるけど、ちゃんとけじめつけるよ」





全部話して、しおりも返して、そして好きだと伝えたい。





きっと由宇さんは驚くだろうし、困るだろうけど
ちゃんと好きって伝えさせて?





『おう!でも最後まで諦めんな。間違っても“好きだった”なんて過去形で言うなよ?

今も好きだってしっかり伝えるんだ。

じゃなきゃわずかな望みも消えちまうんだからな!』





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