* ねぇ教えて *
腹黒~陸翔ver.~
俺の真後ろの主任は いつもテキパキと的確な指示を出し 課の動きをいつも把握している スーパー出来る女だ。

4月の入社式の挨拶の話を聞き 新人はみんな彼女に憧れたに違いない。俺もその1人だ。

水瀬 乃愛 俺より5才年上か…
見た目は ヘタしたら俺より年下かと思う程 童顔で可愛い顔をしている。
多分自分の魅力に全く気付いてない、天然さんだな。隠れファンが多いのも、同期からの情報で確認済み

1番厄介な問題は…彼女の同期の小西 匠だ。あの人 仕事は俺様、態度は王様 なのに彼女絡むと執事様?お前何なの?意味不明、それに格好いいから更にムカつく…

いつも 俺に変なオーラ送ってくるのだけはホント勘弁して欲しい。

様子を伺ってばかりだと 手遅れになる前に
牽制攻撃仕掛けてやる。


乃愛、待ってろ
お前は俺が必ず落とす
余所見はさせない
俺しか見れない様にしてやる


今から軽くmissionスタート

「主任疲れてます?」

「…どうして?」

「あいつ(真鍋)のせいなら 仕方ないですけど、何か最近元気ないみたいですから…」

乃愛の肩のマッサージを無理やりする俺
乃愛 ヤバい甘い香りが首筋からする…

乃愛がびっくりして固まってるのに強行

「やっぱり、主任の肩カチンコチン 固まりすぎてヤバい…」

ヤバいのは多分100%俺だよ

「はい、これで少しは疲れ取れたでしょ?」

顔後ろから覗いたら真っ赤になって可愛い

「おいおい、瀬野。水瀬困ってんぞ。お前 工場スケジュールの件 吉田のおやっさんに確認したのか?」

出たな小西…お前には乃愛は譲らん

「小西。私疲れてる様に見える?」
「まぁ最近忙しいしな。今日早く上がれそうなら綾瀬も誘って飯行くか?」

小西のやつ、何甘い声出してんだよ。
へぇチャンス到来。これ絶対便乗するっきゃないね…俺も参加だな

「小西さん。吉田さんには確認取れていますよ。主任、僕も皆さんとご一緒したいですが、よろしいですか?」

乃愛は俺の話を無視して 上司らしく一括

「そろそろ仕事しようか?」

軽く乃愛からスルーされたな…

そうだね、仕事は大事だね。
根回ししてこそ、何事も回るしね

それなら…真鍋爆弾投下するか…
あいつなら やっぱ意味不明パワー使えそうだし、上手くやれるだろ?

「真鍋…今日さ小西さん飲みに行くらしいよ。俺も行くから小西さんに確認よろしく~。」

mission終了














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