春はすぐそこ。
逃げることで運動量が増えたきがする。
疲れた…。
「お疲れだね、牧野さん。」
ニコニコしながら面白いものを見るかのように八木くんが話しかけてくる。
「どうすればいいかな…?」
「んー、じゃあなんで逃げるの?」
「付き合うっていうのは好き同士の人がなるものでしょ?私には関係ないし、」
「由紀のこと、好きになれない?」
「…古川だけじゃなくて、誰のことも今は好きになるとかないかな。」
この先もあるかわからないけれども。