冷たい彼に恋をしました。。
「えっ、ああ。あなた、一年前に郡先輩と手を繋いで歩いてたでしょう?ぬいぐるみ、うさぎのぬいぐるみ、抱き締めて喜んでた顔、可愛いカップルだな、って思ってたから、印象深くて」



うさぎのぬいぐるみ‥‥‥‥?



あれ、なんだか、不思議と胸がぶる、と震えた。



嫌な汗まで流れだし、気持ちが震える。


身体の震えが止まらない。。



「ちょっと、大丈夫?どうしたの?」



女の子の声が遠くに聞こえる。


"陽菜‼"



誰かが、私を呼ぶ声もこだまして、どんどん、きこえなくなってゆく。


私は、意識を手放した。。
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