代書屋
日馬「妹のために弔辞を読んではもらえませんでしょうか。」

大海「私がですか。」

日馬「妹の遺言なんです。」

大海「日馬さんの??」

日馬「墓には、夏になったらビールを掛けて欲しいってのと、もう1つ、弔辞をね、唯一の友人に読んで貰いたいんだって」

大海「唯一って、、」

日馬「あなたにとっても大事な時間であったように、彼女にとっても、やはり大事な時間だったの、、、、、」

大海「、、、、、」

日馬「引き受けて、、、くれますか???」

大海「(コックリと頷く)」

日馬「良かった、、、」

大海「だけど、ふたつ条件があるんです」

日馬「はい、なにかしら」

大海「聞いてくださいますか」

日馬「出来ることならば、、、」

大海「ひとつ、、私もお墓参りに同行させてもらって、ここのカクテル、餃子ハニーを、墓石に掛けさせてもらうこと。」

日馬「はい。ヒリヒリしそうね。。」

大海「もう1つは、、」

日馬・大海「詳細な聞き取り調査を行うこと。」



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