先恋~先生への恋~
一学期

私は世界で一番すてきなところは学校だと思う



こんなにすてきな人が居るもん

同級生でもなく、先輩、後輩でもない
私が恋したのは






先生


5月に入って3週間くらいたった頃、


気がつくと彼を目で追いかけていた




夜、目を閉じると自然と頭によぎってきた


それが毎日続き、これが好きって気持ちなんだ…


と実感した


こんな現実を楽しんでる中学一年の私、

『小林向日葵』


そしてそんな私が好きな人、社会科担当、

『東昭吾』先生


眉毛が太く、
くりくりした大きな目、
男の人の割にはしゅっとした鼻、
笑うと必ずのぞく白い歯、
目にかかりそうなくらいの前髪、
すぐに癖毛がつくのかしっかり手入れしている髪の毛、
私の手よりも一回り大きな手、
ぽちゃぽちゃした脂肪に包まれた腕、
それに対し筋肉質な足、
服でよく見えないけどぽっちゃりしたお腹……



全部好きだぁと改めて思う私だった

可愛いって思うから


残念ながら先生は私のクラス担任じゃなかった

4月の入学式の時は、まだ恋愛対象じゃなかったから
今の先生で満足だった


でも、好きになった今は先生だったらよかった……
と、思う日々を送ってた


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