実は人じゃないんです
(今、なんて・・・?)

「ぅ、嘘つくなよ」

だって、ヒナタは俺に「私は絶対に死なない。アオイをひとりにしない」って・・・言った。

「・・・嘘、だとおもう?・・・」

ゴクリと息をのむ
なんだか、緊張する

返事はなんていっていいのかわからなかった

ただ、うなずいた










「・・・なーんだ。騙されないのかぁ。アオイ、案外勘が鋭いんだね」








あははと笑うヒナタ

(・・・嘘、なのか?)


「大丈夫だよ、馬鹿だなアオイは、私はそうそう死なないよ」



「っ馬鹿はヒナタだろ?!人をからかうなよ。軽く信じただろ!?」


取り乱す俺にヒナタはもう一度「あはははっ」と声を出して笑う
「やば、笑いすぎて涙出てきたよ」って。

(おい)
そんなに笑うことなのか??!!





「あー笑った笑った」
「・・・そんなに笑うなよな?あんなこと言われたら怖くなるの、普通だろ?」

ひたすら笑われて、俺は苦笑いしかできなかった


「あれ、アオイ。学校は行かなくっていいの?今日平日だし、制服着てるってことは学校、あるんだよね?」




「・・・・・・・・・・あ。」
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