赤メッシュのヤンキー少女が、フツウに恋をしてしまったら…


「俺は今の咲、嫌いだから」


じゃーね、また明日

ハルはマンションのほうに向かって行った。


え、え、え

「ええーー?!」

何か勝手に振られたみたいになってるんですけど?!
確かにさっき、ちょっとだけかっこいいなんて思ったけど!


「わたしだって嫌いだバカヤローっ!!!」


南公園に響くくらい大声でそう叫んだ。
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