JOKER

始まりと変化

「結花と璃空おはよー。」


登校してるとあたしの友達、中嶋 琥珀 ナカシマ コハクと琥珀の幼なじみ、
佐伯 悠斗 サエキ ユウトがいた。


「琥珀おはよー。佐伯もおはよ。」


あたしは自転車から降りた。


「片桐、璃空は?」


「先行ってる。置いてかれたー。」


あたしは、笑いながら言った。璃空はマイペースだから勝手にどっかいく事が多い。
「ふーん。」


あたし達は結構この4人で居る事が多い。
いわゆる男女混合グループ。


結構みんなそれぞれ個性があるからおもしろいんだよね。


「そういえばさ、今週だよなー。陸上の大会あるの。」


外れた靴紐をギュッと結びながら佐伯が言った。


あたし達4人は一応陸上部に入ってる。
あたしは、マネージャーだけど。


「うん、2人とも頑張ってよー。タイムもよくなってきてるから決勝はでれると思うし。」


あたしは鞄から記録ノート見ながら言った。


ノートにはあたしが書いたお世辞にも綺麗とは言えない字で個人のタイムがびっしり書かれている。


「そういえば、樹里がさ陸上のマネージャー大変だーって言ってたよ。」


樹里とは、
松川 樹里 マツカワ ジュリの事。


あたしと同じ陸上のマネージャーで、恋多き乙女。


今はどうやら璃空の事が好きらしい。
< 2 / 13 >

この作品をシェア

pagetop