鬼羅 〜最弱の暴走族〜





「きらに... 」




倉庫まで辿り着くと 俺はその光景に絶句した。

血まみれで倒れる者、人を思い切り殴る者、

いつも俺が一緒にいた皆とはまるで別人





「は...お前らこんなもんか、よ!」



ドスッ...!



きらにぃはその中心で戦っていた。
圧倒的な強さで、きらにぃの周りに居た人間の殆どが倒れ込んでいる。


どうすることも出来ず、その場に立ち尽くしていた俺にきらにぃが視線を向けて...




「おい濂!お前なんで此処に居んだ!逃げろ!」



きらにぃがこちらに駆け寄って来る。

きらにぃに言われて俺が外に逃げ出そうとした時...





『死ね天野ォォォォォォォォオ!!!!!!!』




こちらに向かって大きなバイクが向かってくる




















「濂っ...!」






























< 15 / 23 >

この作品をシェア

pagetop