あなたと繋がる。《短編》
合コン。 


なんて虚しいんだろう。 

所詮、身体目当ての男達。それに引っ掛かるバカな女。 


私は、合コンで会った男とは寝なかった。 


ただお酒を飲むだけ。 


「なにしに合コン行ってるの?」 


そう友達に聞かれた事があった。 


私はもちろん何も言えない。 


セフレの事は秘密。 


「香織ちゃん…だよね?」

「そうだけど…」


いかにも軽そうな男。 


この手のタイプ、苦手。 

大和の誘い断らなかったらよかったよ… 


「抜けない?」


いかにも下心まる見え。 

「あなたと寝る気ないから。」


私はそう言うと、帰る。 と言って家に帰った。
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