会いたい、ただそれだけのことなんです。
「…………事情は兄さん…じゃないね、もう。全部バレちゃったし。悠夜さんから全部聞いたよ。よくオーケーしたね。」
ハヤトが少しイタズラっぽく言う。
「そういうおまえこそ、オーケーしてんじゃん。」
「俺は、りんねのことを信じてるだけだよ。」
「そんなの、俺だって信じてるよ。」
丘の上に、沈黙が流れる。
「それにしても、やっぱダメだったか~。『もしも』ってつけたから、誤魔化せると思ったのになぁ~」