* Wonder-room…No.7 *
じっと見詰めていたら

「ごめん。もう許して寧々ちゃん」

と何故か謝ってくる諒陽君

「///俺もうこの仕事無理だ。これ以上寧々ちゃんの側にいると、いつ襲ってもおかしくない状態だよ…」

「///諒陽君…この仕事辞めちゃうの?」

「///二人きりの時 襲ってもいい?な~んてね…奏夢様に殺されるよ」

「///今日で家事のいろは終了。寧々ちゃん、これから基本は押さえてるから 多分大丈夫だよ…」

「諒陽君、出来の悪い生徒でごめんね。一緒に勉強出来て楽しかった!」

「///寧々ちゃん 明日から頑張ってね!」

諒陽君は帰って行った…

暫く 一人で部屋でぼぅとしていた。どれくらい そうしていたのか?玄関でガチャと音がする

「ただいま!寧々」

あっ…少し走って抱きついた…

「///どうした寧々。何があった?」

「お帰りなさい。お兄ちゃん…何かねスゴく寂しかったみたい私…」

「あれ?諒陽はどうした?」

「今日でおしまいだって!帰っちゃったよ 」

「寧々は 諒陽が居なくなったから寂しかったのか?」

「ん?そうかもしれないけど、もう教えて貰えないのがショックか わからないよ…」

「そうか…お兄ちゃんが側にいるから寂しくないだろ?何なら 身体で慰めてもいいんだけど?クスッ」

「///やだ。もうお兄ちゃん…」

「また同棲生活に戻っただけだろ?」

「///だから違~う」

お兄ちゃんが私を優しく抱き締めてくれたお陰で、情緒不安定な気持ちがだいぶ収まったみたい。兎に角 明日からは頑張らなくちゃダメだ…と思った
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