* Wonder-room…No.7 *

癒されたい…

仕事が終わり 帰りの車で今日余りにも疲れ眠り落ちた私。意識がないのをいい事に 当然 兄により強制帰宅の実家へ運ばれた。

ゆらゆらと運ばれ、あ~何だか揺れてる…夢と現実かもわからない あやふやな意識の中 このまま そっとして欲しい。あれ?今度は温かいなぁ~

「きゃあ~」

何で裸?裸の兄が私をバスルームに連れて 今頭をワシャワシャ洗っている?!

「奏夢…止めて!嫌!お願い…出て!」

「え~、何でだよ。寧々眠たいんだろ?俺洗うよ全部ね♪可愛い寧々の身体も隅から隅まで、綺麗にしてやる!だから、寝てていいぞ。」

だから、嫌だってば!

「早く出て行って!出ないと もぅ明日から会社出社拒否しちゃうから‼」

「ちぇっ!それなら先に身体洗えば良かった!失敗した…じゃあさ、胸とか触りたいな…ダメか?」

「もぅ変態 絶対触らせない。早く出てよ~」

「一緒に風呂入って 一緒に寝た仲じゃないか、何恥ずかしいかな?」

いやいや、それは子供の時の話で…今はそれは あり得ないでしょう

一番の近い間柄が
一番危険な危ない人とは…

私 この先 本当に大丈夫?
兄弟って 止める事出来たっけ?
と 頭さえ、正常に働かないほど
更に疲れてしまった1日であった…


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