誘拐犯との危ない恋
亜弥は泣き疲れて
いつの間にか寝ていた。
「また、寝てたンだ…」
窓を見ると
外は赤い夕焼けの色で
包まれていた。
「もしかしたら
また縄がほどけるカモ…」
亜弥は少し腕を動かしてみた。
「痛ッ」
何かで手が切れた様だった。
亜弥は後ろを見てみた。
少し茶色に光る
ガラスの欠片があった。
「ぁ…
あれ使える」
そこにあったのは
男が割ったビール瓶の欠片だった。
亜弥は瓶の欠片を手に取り
縄を削り始めた。