優等生と副番長


¨やーい、やーい。ガリ勉!¨
いつも半袖の男の子。
僕に言いながら、紙のゴミを投げてくる。


近くにいる女の子は女の子で、僕を見てくすくす笑ってる。
中には、耳打ちをしている子もいた。

¨ホントガリ勉だよね、あいつ。テストいつも100点だからって、生意気〜。¨

そんな女の子の会話が聞こえた。
僕は問題集を広げたまま、じっとしている。

この教室には、僕の味方はいないのかな。


僕は一人で戦わなきゃいけないのかな。


僕はずっと一人で耐えなきゃいけないのかな。


僕がここから脱け出す方法はないのかな。


僕はどうしたらいいのかな。


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