Only Three Months
Deeper
ベットの上で抱き合ったまま。
ふたりとも、何も身につけてはいなくて。
不思議と恥ずかしさは消えていた。

結局、本能には勝てなくて。
優しくできた自信は全くない。
でも、最後にアリーが笑ってくれた。
嫌じゃなかったんだって。


「…マイク」
「ん?」
「ありがとう」
「うん」


アリーの声が、すごく優しかった。
痛くなかった?
嫌じゃなかった?
聞きたいけど、思い出すのは恥ずかしい。

アリーがオレの腕の中で動いて。


「ん」


不意に、キスされる。
キスに慣れたんだろ。
反応するから止めてほしいとも思うけど、嬉しい。


「…あんまりそういうこと、しない方がいいよ」
「いきなりするの?」
「うん」
「マイクが驚くから?」
「うん」


会話できる、顔が見えるその距離で、アリーがオレの傷跡に触れる。


「どうした?」
「…何年前の傷?」
「覚えてない」


その跡に、キスされて。


「ん」
「え、マイク?」


正直、耐えれる気がしなくて。
1回ベットから出た。
シャワーを浴びるための準備をしてから、ベットに戻る。

アリーが素のまま、端に座ってた。


「ごめんなさい」
「なんでか分かってる?」


アリーが気まずそうな表情。
今までこういう関係になることがなかったんだ。
限度を知ってるはずもない。


「怒ってるわけじゃないんだ。
 オレがもたないんだよ」
「もたない?」
「またしたくなる」


肩を支えつつアリーの額にキスをする。
そのまま、ひざ下に腕を入れて、抱き上げる。


「っ、マイク!」
「シャワー行こう」


予想はしてたけど、アリーは軽い。
身長差もあるけど、男女でそんなに違うもの?

アリーを下ろして、温度の調整をして。


「頭からかけるよ」
「うん」


長い髪が濡れていく。
城の中でこの髪を洗っていたのは、世話係の男だったんだろう。
そして、この身体を洗っていたのも。
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